2013年 ホンダ LPGAタイランド

上原彩子、生命線のショートゲームで上位キープ

2013/02/22 20:37
生命線のショートゲームでスコアメイク。13位タイに浮上した上原彩子

タイのサイアムCCで開催されている、米国女子ツアー「ホンダLPGAタイランド」2日目。日中を通して強い風に見舞われる中、2アンダー20位タイからスタートした上原彩子は4バーディ、3ボギーの「71」で回り、通算3アンダーの13位タイに浮上した。

「今日はタフな1日になるだろうな、と思って、風のコンディションを頭に入れながらプレーしていました」。スタートホールの1番パー5は3打目がショートしてグリーンを外し、ボギー発進。だが、「みんなも難しいと思っていたので、ボギーは出るからしょうがないと。キャディさんと“ガマン勝負だね”と話していました」と、心の中は至って冷静だった。

ガマン比べとなれば、国内ツアーでリカバリー率上位の常連である上原の真骨頂。3番でバーディを獲り返した後の5番では、グリーン右横から10メートルの3打目を58度のウエッジで直接沈めるチップインバーディ。さらに8番(パー3)では10メートルのバーディトライをねじ込み、生命線のショートゲームでスコアを伸ばしていった。

最終18番(パー5)では3打目を「一番いったらいけない所」というグリーン右奥に外すが、アプローチを1メートルに寄せてパーを死守。初日に続いて、上原の持ち味がキラリと光るプレー内容を継続している。(タイ・チョンブリ/塚田達也)

2013年 ホンダ LPGAタイランド