3位の藍「悔しいというよりも自分のプレーに満足」
2011/09/12 12:03
「ウォルマート NW アーカンソー選手権 by P&G」の最終日、3打差の8位タイからスタートした宮里藍は、あと一歩のところでプレーオフ進出を逃すも、優勝スコアに1打まで肉薄する追い上げを見せ単独3位でフィニッシュした。「スタート前は3打差だったので、厳しいなあと思いながらだったが、かえってあまり自分に期待せずにリラックスしてできたので、最終的には良い形で終われた」と、この結果には満足の表情を見せた。
14番(パー5)では、セカンドショットをグリーン手前のバンカーに入れてしまうが、放ったバンカーショットが直接カップインし、チップインイーグル。「自分のイメージ通りの落としどころに落とせたので、『結構いいんじゃないかな』と思って駆け上がってみたら、真ん中から入ってくれた。今日のハイライトだった」と振り返った。
続く15番(パー3)でも「イーグルの後で、プレッシャーのかかるホールだったけど、凄く大きいバーディだった」と落ち着いてバーディパットを沈めた。「17番までボードがなかったので、状況が掴めなかった。(優勝争いの)近くにいることは分かってはいたが、自分のゴルフをするだけだと思っていた」と最後まで気持ちを引き締めるも、1打に泣いた。
しかし、宮里の表情は晴れやかだった。「凄くミスの少ない、自分のゴルフが3日間通してできたと思う。優勝には届かなかったが、最後までこの状況を楽しんで回れたので、すごく収穫のあった3日間だった」と締めくくった。