上田桃子、克服すべきは“言葉の壁”
2011/08/25 11:37
明日から開幕の「CN カナディアン女子オープン」に上田桃子が出場する。「北米の試合はおそらくこれが今季最後。アメリカとはまた違って、雰囲気も違うし、楽しみにしている試合。昨年は悔しい思いをしたから、まずは4日間周りたいなというのと、先週は久々にゴルフが楽しかったので、その流れで、あまりガツガツしないように。ガンガンいけると思いすぎてミスするパターンが今年は多いから、そこを気をつけたい」と、自身の米国最終戦に意気込む。
もう一つ上田がアメリカで戦う上でクリアしておきたいのは“言葉の壁”だ。「どうしても英語に対するストレスが爆発しちゃう時がある」と、キャディとのコミュニケーションもままならないことを挙げる。現キャディのザックとのコミュニケーションは英語。故に、「英語を話したくないって言ってはいけないと思ってたんだけど、それを彼に言ってみたら『じゃあ、無理してしゃべらなくてもいい。君の日本のクルーもいるんだし』と彼が言ってくれた。それを聞いて少しすっきりした。それよりも何も言わないことの方が彼は嫌だったみたいで・・・」。
先輩の宮里藍に「藍ちゃんくらい話せるようになれば・・・」と相談したところ、「話せるようになればなるだけ、もっとちゃんと話したいと思うようになるからずっと課題でしょ」と、同じ悩みを克服しつつ今があることを理解する。それでも上田は、「覚悟を持ってここ(アメリカ)へ来たし。ここでプレーするのが夢だったから」と、各々が避けては通れない道を邁進するしかない。