藍、2年前の経験が「すごいヘルプしている感じ」
2011/07/27 09:32
「エビアンマスターズ」で優勝した日曜日、宮里はジュネーブ空港からロンドンまで移動し、翌月曜日には早くもコース入り。約11カ月ぶりの優勝の余韻に浸る時間は短かったが、「両親とジュネーブ空港でパスタを食べました(笑)」と、家族と一緒の食事でつかの間の喜びを味わった。
とはいえ、「頭の中では、日曜日が終わった時点で気持ちを切り替えているので、あまり変化はありません」と、浮かれることはない。月曜日からはすぐに今季メジャー最終戦「全英リコー女子オープン」に向け、集中力を高めていた。
2009年、同じ流れで臨んだロイヤルリザムでの全英女子オープンは、3位タイの好成績。「2年前に同じ経験をしているので、それがすごいヘルプしている感じがします」と、宮里は言う。全英女子オープン自体も、今年で8度目の出場で、メジャー大会の中では自身最多の出場回数を誇っている。
これまでの7度の全英女子オープンでは、12位以下となったのがわずかに2回(うち予選落ちは一度)。ほとんどの試合でトップ10に入っている相性の良さを誇っている。「ショットに関してはだいぶ経験があるので、自然とイメージができますね」と、宮里もリンクスコースでのゴルフに不安は感じていないようだ。
この日は共同記者会見に招かれ、「アプローチとパットが大切になってくる。先週よりグリーンのスピードが遅いし、3倍くらい長いロングパットもあると思います(笑)。グリーンに載っていなくてもパットを使うことが多くなると思うので、違う意味でパットに助けられるかな」と、グリーン周りの重要性を強調。明日の最終調整を経て、本番へと臨む。