2011年 全米女子オープン

美香、海外メジャー自己ベストの単独5位!

2011/07/12 03:59
(Harry How/Gett y Images)

「全米女子オープン」最終日、最終ラウンドを13ホール消化した時点で日没サスペンデッドとなった宮里美香は、翌月曜日の午前8時にプレーを再開。通算3オーバーの暫定7位から、6ストローク離された首位の背中を追うべく残り5ホールのプレーを行った。

「とりあえず、最後まで諦めずにプレーしようと思った」という美香は、14番で1mを沈めてバーディを奪うと、続く15番ではピンまで残り25ヤードの3打目をカップに捻じ込むチップインバーディ。この5ホールを2バーディ、ノーボギーにまとめ、通算1オーバーの単独5位に浮上。海外メジャーでの自己最高位フィニッシュ&3試合連続トップ10入りを記録した。

5日間に渡る長丁場の戦いに「いやー、本当に長かったです」と苦笑。だが、その表情の中には充実の大きさがうかがえた。「またいい経験ができた。最終組で回れたというのは今後のゴルフに凄いステップになっていくと思う。今週は本当にたくさんの収穫があった」。

今週の結果を受け、「自分のゴルフがステップアップしていると思うし、優勝までは本当にもうちょっと」と美香。7位タイで終えた今季メジャー初戦後も「あともうちょっとだと思うんです」と話していたが、その“もうちょっと”を詰めるための答えは未だ模索中のようだ。3週間後には、海外メジャー最終戦「全英リコー女子オープン」が控えている。「もっと厳しい戦いになると思うけど、楽しみですね」。メジャーで優勝争いを重ねている経験が、近く結実してくれることに期待したい。

2011年 全米女子オープン