2011年 全米女子オープン

藍は第2ラウンドを開始できず 暫定5位タイで3日目へ

2011/07/09 12:34
早朝に再開された第1ラウンドの残り3ホールを全てパーセーブ、暫定5位タイで2日目を終えた宮里藍

コロラド州のブロードムーア(イーストコース)で開催中の海外女子メジャー第3戦「全米女子オープン」2日目。初日からの雷雨による中断の連続の影響で、宮里藍はこの日、第1ラウンドの積み残し3ホールをプレーしただけに終わり、第2ラウンドを開始できなかった。

初日に15ホールを戦い、1アンダーの暫定3位タイに立っていた藍はこの日の午前、第1ラウンドの16ホール目、後半7番の第3打から再開。グリーン脇のアプローチからという難しい1日の始まりとなったが、「昨日のことは忘れて、しっかりとアプローチをやることが大事と思って、他は考えていなかった。アプローチのイメージを出すことを考えていた」と、これをきっちりピンそば1メートル以内に寄せてパーを奪った。

続く8番では2パットのパー。最終9番(パー5)では左から3メートルのバーディチャンスを逃したが、1アンダーのまま第1ラウンドを終了。結局、第2ラウンドには入れず「まだ初日。USオープンだから何が起こるかわからない」と表情は引き締まったままだった。

それでも変則日程となったことで、体力的にも精神的にも、よりタフさが問われることになる。「一度リラックスして時間に合わせて体を作ります。ずっと張り詰めていると持たない」と気持ちに余裕がある藍。培ってきた経験が大舞台でものを言うかもしれない。

2011年 全米女子オープン