2011年 ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ

桃子、スイッチオンで攻めて10位タイへ浮上!

2011/06/25 10:15
最終ホールもナイスパーで無傷の3アンダー。トップ10で決勝ラウンドへ進む上田桃子

「ウェグマンズLPGAチャンピオンシップ」2日目、最終18番でラフを渡り歩きながらも下り3mのパーパットを沈めた上田桃子は、ガッツポーズを見せ、すぐ笑顔になってキャディの手をポンと叩いて会心のラウンドを締めくくった。

通算イーブンパーからスタートしたこの日、序盤はショットが左に引っかかり気味でチャンスを作れない。「フィーリングはできている?」とキャディに問われると「ちょっと待って」。グリーンセンターを狙い、パターでしのいで転機を待った。

スイッチが入ったのは10番のティショット。「トップの位置でフェースを確認したら、ちょっとクローズになっていた。手でフェース面を感じるようにしたら思っていた球筋が出るようになった」と気づくと、13番で2.5mを沈めてバーディ奪取。17番(パー5)ではアプローチで2mに寄せてバーディを奪い、最終ホールもナイスパーフィニッシュ。3バーディノーボギーの「69」で通算3アンダーの10位タイへと順位をあげた。

「正直、このコースでスコアを出すのは無理だと思っていたけど、フェードが打てるようになってショットのバリエーションが増えました。特にショートホールで、(クラブの番手を)間で迷ったら軽めのフェードで打つことができるようになった」とスイング改造効果を実感。

残り2日間。メジャーでの戦いが激しさを増してくるが、「今週は気持ちをレベル(平坦)にして戦い抜く。リズムを一緒にしていきます」と、自身の課題を再確認した。【NY州ピッツフォード/今岡涼太】

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