2011年 クラフトナビスコチャンピオンシップ

選手やギャラリーからのメッセージを被災地へ

2011/03/30 10:43
被災地に向けたメッセージを書き込むフリエタ・グラナダ

今週開催される海外メジャー初戦「クラフトナビスコチャンピオンシップ」の会場で、“Wish of a Thousand Cranes”(千羽鶴の願い)という特設ブースが設けられている。場所は18番グリーンと10番ティへの通路と目立つ位置にあり、多くの選手やギャラリーが足を止めていた。

机上に置かれた大きな日本国旗は、被災地へ向けて書かれた選手やギャラリーからのメッセージで埋め尽くされていた。その中には、日本人選手たちの他に、申智愛やヤニ・ツェンらの書き込みも。ブースは最終日まで設置され、メッセージ入りの国旗はここで折られた千羽鶴とともに被災地に送られるという。

日本語や英語、ハングルなど、書き込まれた言語は多岐に渡る

日本各地に大きな爪痕を残した、今月11日に発生した東北地方太平洋沖地震。今大会が開催されるロサンゼルス在住の『宮城県人会』の呼びかけに、開催コースであるミッションヒルズCCが賛同し、この取り組みが実現した。スタッフは「地震が起きたあと、日本とこんなに離れている私たちにもできることがあるのでは、と考えていました。世界のみんなが心を痛めていることを伝えられるのでは」と話しながら、千羽鶴を一心に折っていた。

2011年 クラフトナビスコチャンピオンシップ