ディフェンディングチャンピオンの宮里藍は31位タイにも動じず
2011/02/24 19:17
米国女子ツアー第2戦「HSBC女子チャンピオンズ」が24日(木)、シンガポールのタナ・メラCCで開幕。大会連覇を狙う宮里藍は2バーディ、4ボギーの「74」でまわり2オーバーの31位タイで発進した。
ミッシェル・ウィ、韓国の申智愛と同組でラウンドした宮里藍はこの日も大勢のギャラリーの中でプレーした。しかし序盤からなかなかチャンスを作ることができず、3パットした4番から連続ボギー。苦しいラウンドを「我慢の一日でした」と振り返った。
それでも、優勝戦線からいきなり脱落しまいと粘りも見せた。13番ではティショットを右に曲げ、第2打は木のそばからフェアウェイに出すだけ。それでも3メートルのパーパットを沈め、トラブルを切り抜ける。「ショットの内容は悪くない。まだ初日なので頑張ります」と下を向くことはない。
東北高の後輩である有村智恵が首位スタート。2日前には食事を共にした。有村が「(藍先輩は)ゴルフでもプライベートでも相談できる、尊敬する先輩です」と海外メディアに話した一方で、宮里は後輩を「竹を割ったような性格で、ゴルフも“男らしい”。わかりやすいですね」と評す。
最後は「(有村に)負けないように頑張ります」とリップサービス気味に話したが、表情は「勝負はこれから」という心境を物語っていた。