米国女子ツアー開幕戦を終えた日本人3選手
世界ランク1位のヤニ・ツェンの圧勝で幕を閉じた2011年の米国女子ツアー開幕戦「ホンダLPGAタイランド」。日本人選手は宮里美香が通算2アンダーの13位タイ、上田桃子が通算1オーバーの18位タイ、宮里藍が通算4オーバーの29位タイとなった。
◆宮里美香
ラウンド不足を不安視していたが、蓋を開けてみれば「70-72-70-74」の通算2アンダー。安定したゴルフで昨年の38位タイを大きく上回る13位タイで初戦を終えた。「(スタートダッシュは成功と言える?)初日が始まる前からそう言っていて、少しは出来たかなという気持ちもあるけど、最終日が少し納得いかないので悔しい半分、まあいいかなというのもあります」。次戦に向けての修正点はショートゲームと反省する。「何時間練習しても足りないと思うので、練習あるのみです」と、さらなる精進を誓った。
◆上田桃子
新しいスイングで開幕戦に挑んだ上田桃子は、初日からショットは安定。ヤニ・ツェンと同組となった3日目は、ヤニをオーバードライブする場面も見られショットの完成度の高さを印象付けた。スコアは「70-69-75-75」の通算1オーバー。後半2日間にスコアを伸ばすことが出来なかった。
「暑かったです。昨日(3日目)から練習する体力も残っていなくて、ずっと暑い所に2ヶ月位いるので、今日も昨日も後半がきつかったです。出来る限り疲れを取るようにして、体調を整えていきたいです。開幕戦としては、良い所もあり、悪い所もあり。また成長できている所も、成長できていない所もありました。特にアプローチのミスが今週は目立ったので、課題ですね」。
◆宮里藍
ディフェンディングチャンピオンの宮里藍は、初日の出遅れを取り戻すことが出来ずに「75-69-73-75」の通算4オーバー。「初日以降、ショットのフィーリングは修正出来たけど、グリーンが乾いて硬くなってきて、それに対するイメージが出ていなくて距離感が合わなかったです」と振り返った。
「パットは、今週はスピードが思っているより速くなかったのかもしれない。これだけ乾いてセカンドが転がっていると速いという先入観があるのだけど…。でも、来週は来週で違うコースになるので、メリハリをつけて打てると思います」。