昨年のリベンジへ!上田桃子は4位タイへ浮上
2011/02/18 21:25
今季の米国女子ツアー開幕戦「ホンダLPGAタイランド」2日目、初日を2アンダーの11位タイで終えた上田桃子だが、朝の練習場ではショットが良くないことを感じていた。改造中のスイングはまだ完璧ではない。それを理解しているから、この日の宮里美香との2サムには「自分に期待しないでスタートしました」と気楽に向かった。
2番で第2打をグリーン奥に外すと、アプローチを寄せ切れずにボギーとしてしまう。続く3番の第2打も、グリーン左にこぼれる。しかし、「2番のアプローチは練習してきたショット。練習場で出来たのだから、もう一回やろうと思った」と、今度は落ち着いて目の前のショットに挑むと、球はするするとピンに向かってカツンと消えた。
5番でも手前のカラーから10m近いロングパットを沈めた上田は、「昨日はショットが良くてパットがダメ。今日は逆になればいいと思った」と振り返る。前半に流れを掴むと、後半は2バーディノーボギーの危なげないゴルフで、一気にリーダーズボードを駆け上った。
「完璧を求めないでプレーしようと思ったのが良かったと思う」と上田。17番、18番とバーディチャンスを決めきれなかったことを悔やんだが、引き摺ってはいない。
昨年も優勝争いに加わった相性の良い大会。首位とは3打差の4位タイで残り2日へ挑むが、「今年の開幕戦だし、まだ2日目が終わっただけ。開幕前は優勝とか、優勝争いするとも考えていなかった。今は自分のゴルフを確立することを考えていたい」と、冷静に自分自身を見詰めていた。