2011年 ホンダLPGAタイランド

藍、出遅れにも「フィーリングは悪くない」

2011/02/17 20:36
ホールアウト後、練習場で熱心に話し合いを行うチーム宮里の面々

2011年の米国女子ツアー開幕戦をディフェンディングチャンピオンとして迎えた宮里藍だったが、初日は3バーディ4ボギー1ダブルボギーの「75」。通算3オーバーの44位タイと、首位とは12打差と大きく出遅れてしまった。

出だしの1番で4mを沈めて幸先良くバーディ発進とした宮里だったが、続く2番でティショットを左サイドのバンカーに入れると、「ちょっと薄く入ってしまった」と脱出を図った8Iが目の前のアゴに当たって再び同じバンカーの中。3打目でフェアウェイに出したもののピン上4mにつけたボギーパットを決められず、ダブルボギーとしてしまう。

本来のショットの精度が見られない宮里は、7番パー5でもボギーを叩き、迎えた12番パー3。アプローチの直前にグリーン奥を横切ったカメラマンが気になり、一旦仕切り直したものの「イメージが消えてしまって…。切り替えられなかった自分が悪いです」と、これを寄せ切れずにボギー。次のホールに引き摺ることは無かったというものの、悪い流れを作ってしまった。

それでも、ホールアウト後の宮里は「ドライバーは良かったし、アイアンのフィーリングも悪くない」と、さばさばした表情。「今から(キャディの)ミックと話して、修正したいです」と話すと、その言葉通り、練習場では打ち込むよりも話し合いに時間を割いて、しっかりとこの日の反省を行っていた。

2011年 ホンダLPGAタイランド