藍、開幕戦Vの地に凱旋

2010年シーズン、開幕戦からの2連勝という華々しい幕開けを果たした宮里藍が再びその地に戻ってきた。米国女子ツアーの2011年シーズンも、昨年同様タイ・チョンブリにあるサイアムCCでその火蓋を切る。

日曜日にタイに入り、この日月曜日にインの9ホールをラウンドした宮里。ロサンゼルスからバンコクまでは17時間に及ぶフライトだったが、「昨日はちょっと寝過ぎなくらい眠れたので、少し時差ボケはあるけれど体調は良いです」と、暑さに負けない明るい笑顔を見せた。

「本当に1年間があっという間で、特に今年はオフが短くてもう開幕かという感じ」と宮里。昨年は上位で戦うことが多くこれまで以上の体力を消耗したことに加え、オフシーズンもイベントや仕事の対応を年末までこなし、「体力的にはもう少し休めたらよかったと思う。今までで一番短かったんじゃないかな」と、ちょっぴり不安な本音も覗かせた。

それでも、米ツアー6年目を迎える宮里には、そんな心配をかき消す経験が蓄積されている。明日も再び9ホールのラウンドをこなすなど、じっくりとした調整を経て、ディフェンディングチャンピオンとしての開幕戦に挑む。