2010年 全米女子オープン

有村、あわや棄権のハプニング

2010/07/08 10:05
あわや棄権・・・ことの顛末を報道陣に苦笑しながら話す有村智恵

今週開催される海外メジャー第3戦「全米女子オープン」に初めて挑む有村智恵。7日(水)の練習日、その有村が開幕を前に、あわや棄権というハプニングが巻き起こった。

ことの顛末はこうだ。この日、午後1時36分に練習ラウンドの予約をしていた有村だが、午前11時ごろからのスタートに変更しようと、1人でクラブハウスへ。午後に入れていたスタート時間のキャンセルを申し出たところ、「今日のラウンドをキャンセルにするのか?」との問いかけに「YES」と返答。その後、再び何かを問いかけられ、同様に「YES」と答えてその場を去ったという。

実は、2つ目の問いかけは「大会自体の出場もキャンセルするのか?」という旨の質問だったらしく、「YES」と答えてしまった有村はそのまま出場棄権の処理が進められてしまった。「英語がわからないので、そのまま(YESと)言ってしまった。荷物も持っていたので試合をキャンセルすると思ったみたい」と有村。報道陣が初日のスタートタイムを確認したところ、有村の名前が消えていたために事態が明るみとなった。

有村自身は、練習ラウンドの折り返しでクラブハウスへ戻った時に初めて騒動を耳にした。「ブリヂストンの方が真剣な表情をしてキャンセルになったと。そのときは分からない英語もいくつかあったので、あのことかなーと思った。ブリヂストンの方から説明してもらいました」。何とか事なきを得たが、一歩間違えれば本当に棄権となるところだった。

「(USGAの人は)怒っているような雰囲気だったので、出られないかもしれないと思いました。アメリカで戦うには英語も大事だと、改めて反省させられました。ちょっとドキドキしたけど、明日からプレーできるのは幸せなこと。気をつけます」と安堵の表情を見せていた。

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