2010年 LPGAチャンピオンシップ

24歳になった上田桃子が新たな気持ちで渡米!!

2010/06/17 19:37
ユナイテッド空港からケーキを受け取りにっこり笑顔の上田桃子

6月15日に24歳の誕生日を迎えた上田桃子が、海外女子メジャーの今季第2戦「LPGAチャンピオンシップ」に出場するため、成田空港から米国に旅立った。空港では、上田がスポンサー契約を結ぶユナイテッド航空からバースデイケーキが用意され、おいしそうに食べてから出発のゲートに向かった。

右ひざを痛めている上田は、今週出場を予定していた国内ツアーを欠場し、渡米のタイミングを早めた。「少し早めに入って、メジャーに必要なアプローチなどのショートゲームを練習して大会に挑みます」と話す。

会見での上田は自分の誕生日に行われたサッカー日本代表の活躍に大きな刺激を受けた。「代表の選手は皆さん頑張っていて好きですね。特に気合いが入っていて、それを全面的に出す選手はかっこいいですし、憧れます。本田選手が言っていましたが、やはり勝つための準備ができていたのだと思います。私ももう一度気合いを入れ直して戦いたい」と言う。

最近の上田は、調子が上がらず、ひざの具合が良くない状態で、まずまずの成績を残すことを考えていたという。「以前の自分は勝敗にこだわっていました。とにかく優勝を目指して、勝てなかったら次に頑張ればよいと思えるように戦いたいです」と、がむしゃらに優勝を目指していたころを思い出し、その気持ちで今回のメジャーに挑むという。

今回の渡航は、まず「LPGAチャンピオンシップ」に出場し、翌週の「コーニングクラシック」にも出場。メジャー第3戦の「全米女子オープン」を迎える。さらに、1週間空いてフランスで開催される「エビアンマスターズ」に出場し、続けて英国で開催される「全英リコー女子オープン」に出場する予定となっている。

「途中で1週間空きますが、早めにエビアンの会場に入って調整するつもりです」と、過密なスケジュールの中で自身のゴルフのために余裕を持った行動をするつもりだ。その後は国内に戻るが、ひざの様態次第で試合数を減らす可能性がある。

サッカー日本代表に刺激を受けた上田桃子が、以前の気持ちに立ち返ってメジャーに挑む
出発まで時間が押し迫る中、ケーキをおいしそうに食べる上田桃子

2010年 LPGAチャンピオンシップ