上がり2連続ダボだった5年前 原英莉花は今週も“苦手”リンクスに挑戦
◇女子メジャー最終戦◇AIG女子オープン(全英女子) 事前(29日)◇ロイヤルリザム&セントアンズGC (イングランド)◇6601yd(パー71)
原英莉花は前週ダンドナルドリンクスで行われた「スコットランド女子オープン」で最終日最終組を回り、米ツアー自己ベスト8位に入った。それでも最終日に「76」とスコアを落とし、本人の評価はどこまでも控えめ。イングランドに移動し、ロイヤルリザム&セントアンズGCと相対しても「正直、得意ではないです…」と、リンクスにおける戦い方を謙虚に模索する姿勢は変わらない。
ダンドナルドリンクスでは、2年前のスポット参戦時に打ちのめされた経験が支えになった。「『警戒しないとダメだよ』って洗礼を受けているので、ここでも警戒心を持ちながら行きたい」と表情は引き締めっぱなし。月曜から3日間とも練習とコースチェックにたっぷり時間をかけ、その警戒心をさらに研ぎ澄ませようとしている。
コースを調べながら、ほかの選手の動きにも目を配る。「一緒に練習ラウンドをしている選手を見ていると、『そこ行くの?』っていうところから練習していたりする。本当に自分が想定しないところにも行ってしまうんだろうなって感じていて…」。どこか不安な様子は、警戒心がしっかりと働いている証拠とも言えそうだ。
全英女子は5年ぶり2度目の出場。コロナ禍だった前回2021年はスコットランド・カーヌスティGLで戦った。「自分が思っているより60ydくらい行っちゃうイメージ」と硬い地面とも格闘し、初日の出遅れを少しずつ取り返してカットライン付近で懸命にプレーしたが、上がり2連続ダブルボギーで予選落ちを喫した。
間違いなく苦い記憶でも、「そこから結構アプローチも磨きましたし、すごく糧になった試合ではありました」。下部エプソンツアーからはい上がって奮闘するルーキーのキャリアは、いつだって悔しさをバネにして大きなものをつかんできた。「まずは予選通過して、決勝の景色を見たいっていうのが一番にあります」。今季最後のメジャーも成長が問われる舞台になる。(イングランド・リザムセントアンズ/亀山泰宏)