2010年 クラフトナビスコチャンピオンシップ

有村智恵、単独9位に「達成感が強いです」

2010/04/05 09:02
9番でバーディを奪い、ギャラリーの歓声にこたえる有村智恵

「クラフトナビスコチャンピオンシップ」最終日、今大会初挑戦となる有村智恵が、日本人最上位の単独9位に入る健闘を見せた。

3日目のバックナインに、今大会の9ホール最少ストロークタイ記録となる「30」を叩き出し通算3アンダーの9位タイに浮上した有村。最終日は、最終組から2組前というメジャーでの優勝争いの緊張感が感じられる位置でティオフした。

この3日間は前半落として後半取り返すというパターンが続いていたが、この日は2番でバーディ先行。前半を2バーディ2ボギーで折り返すと、後半も1バーディ1ボギーで18番パー5を迎えた。

同スコアで並んでいた同組のクリスティ・カーが2オンに成功したのを見て、「私もバーディを取らないと順位が下がると思った」と有村。「60~70ヤードのアプローチの調子が良かったし」とレイアップして、3打目をピン上7mにつけたが、このバーディパットはカップの淵で止まり、思わずパターを振り上げ天を仰いだ。

それでも、「(去年の)全英の印象が強く、マイナスイメージからスタートして初日は恐々ゴルフをしていたけど、4日間でこんなに成長できるんだと思いました」と、有村は充実した笑顔を見せる。「1ショット1ショットに集中できたので、達成感が強いです」。

2010年 クラフトナビスコチャンピオンシップ