「どうしても勝ちたかった」、ソレンスタム優勝インタビュー
マクドナルド全米女子プロゴルフ選手権
-LPGAツアー52勝目、メジャーでは7勝目ですね。最終日に36ホールというタフな状況の中、第3ラウンドは見事な64。大幅リードを作っての最終ラウンドでしたね。
アニカ・ソレンスタム
「ありがとうございました。第3ラウンドで貯金を稼げて本当に良かったです。結果的にあの貯金がなければ勝ててませんでしたからね。でも4日間通じて素晴らしいトーナメントでしたし、どうしてもこの試合には勝ちたかったので、嬉しいです。今季の目標は年間グランドスラムでした。初戦を逃したのでもうその目標は叶いませんが、でも2戦目を手にできて嬉しいです。今週は良いプレーが出来ていましたし、また忍耐強くプレーできました。思う通りにいかない場面でも辛抱し、最終的には自分で流れを取り戻せました。
「どんなトーナメントでも優勝することは決して簡単なことではありません。得にメジャーともなると大変です。今までの苦い経験から、どんなに有利な立場になっても甘く見てはいけないことを学びました。最終ラウンドに大差リードで突入しましたが、中盤でリードをどんどんと失いピンチになりました。でもキャディには戦い続けるしかないって話していたんです。勝つためには何打差かは関係ありません。勝てばいいのですから」
-一時は2位以下に9打差リードをもっていましたが、9番でのダブルボギー、10番、11番の連続ボギーと苦戦を強いられました。急に後続陣たちにチャンスを与えてしまい、試合を面白くしましたね。
アニカ・ソレンスタム
「もちろん意図的ではありませよ。あの時点でも、キャディには自分は落ち着いていると言っていました。単にクラブの選び間違いか、パットのミスか、ティショットをミスしたか、原因は分かってましたから、辛抱強く落ち着こうと思ったのです。そのときに12番でのパットが決まってくれて、流れを取り戻せたと感じました。
「リードを保つのは難しいですね。常に背中越しに他の選手の動向が気になる。バーディ確実なホールもあれば、タフなホールもある中で、他の選手のプレーを常に考えていたので精神的に疲れました」
-16番では、となり11番のフェアウェイから高い木越えでグリーンへの94ヤードのアプローチ。これをバックスピンでピン横1メートルにつけタップイン・バーディをやってのけましたよね。
アニカ・ソレンスタム
「あのショットを打つにはかなりの勇気がいりました。でも失うものは何もない。どうしても優勝したいと思ったので、覚悟を決めて打ったんです。あのショットは一生涯忘れないでしょうね」