「本当にうれしかった」稲見萌寧は臼井麗香の初優勝に感激
2024/03/28 09:58
◇米国女子◇フォード選手権 presented by KCC 事前情報(27日)◇セヴィールG&CC (アリゾナ州)◇6734yd(パー72)
稲見萌寧は海の向こうから仲間の初勝利を喜んだ。前週、国内女子ツアー「アクサレディス in MIYAZAKI」で念願の初タイトルをつかんだ臼井麗香とは、学生時代から切磋琢磨してきた仲。「高校、大学(日本ウェルネススポーツ)と同じで、(臼井が)先輩なんですけど、プライベートも、練習も結構ずっと一緒に仲良くさせてもらっている」
カリフォルニア州での米ツアー「朴セリ選手権」でプレーしていた同じ週、優勝を知るや電話で祝福。「麗香ちゃんの優勝は本当に、一番うれしかったです」と胸を熱くした。
心を晴れやかにして迎える今週の会場は、今季初めて訪れたアリゾナ州の18ホール。練習ラウンドを通じてポアナからバミューダに変わったグリーンは「違いは少ない」と感じたが、「ラフの芝質は全然違う。その辺は調整が必要なのかな」と把握した。
前週の戦いを含め、シーズン序盤戦で考えたことのひとつが、グリーン周りからのアプローチについて。これまで寄せと言えば、「58度、1本」のウェッジだったが、「やっぱりそれだとちょっと厳しい」。多種多様なラフやグリーン形状に対応するために「いろいろな番手で練習するようにし始めた。そういう変化や気づきがある」とトライを重ねている。
乾燥が激しい砂漠上のコースではスコアの伸ばし合いが展開されそう。「私でも届くパー5が半分くらいあるので、獲っていくのが大事。今週もまず予選通過を、“余裕で”クリアしたいのが一番の目標」と好ポジションで週末を迎えたい。(アリゾナ州ギルバート/桂川洋一)