「すごく試されている」稲見萌寧はフロリダ2会場の違いに緊張と覚悟
2024/01/25 12:26
◇米国女子◇LPGAドライブオン選手権 事前(24日)◇ブラデントンCC(フロリダ州)◇6557yd(パー71)
米ツアー本格参戦のファーストゲームだった前週の会場と同じフロリダ州で、車で2時間ほどしか離れていない。それでも稲見萌寧は「もう全く、全然違う難しさで、若干混乱はあります」と素直な印象を明かす。
ルーキーの稲見に限らず、大会初開催となるブラデントンCC。「1試合目と“真逆”の芝みたい。あんまりグリーン周りでウェッジが使えないかなってくらい、ちょっと独特な芝質。グリーンもフェアウェイも、ちょっとバミューダというか、高麗というか、全然インパクトのフィーリングとか抜け方とかが違う」と驚いたように話す。
前週に比べると、コースコンディション自体も荒れている箇所も目立つ。それでも、ポジティブさは失わない。「楽しさと、また違うものにトライする感覚。応用力もつけたいですし、なんかもう、(2戦目にして)すごい試されているなって感じはあります。数をこなして、学習して、引き出しを増やして、レベルアップ、スキルアップにつなげていけたら」
コースがガラッと変わることに加え、予選カットなしの前週からフルフィールドとなって緊張感も増す。「本当に、これこそがアメリカツアーの初戦っていう感覚。こっちの方が気は引き締まるというか、楽しめるか楽しめないかも自分のゴルフ次第、みたいな。先週はもう、楽しむだけだったので」。激しい競争を勝ち抜いた先で、自分が求めるゴルフの成長がある。
「基本、別に自分に期待とかはないので。とりあえずやりながら、何とかするしかないかなっていうのが一番大きいかな」。覚悟していた刺激的な日々が、いよいよ本格化する。(フロリダ州ブラデントン/亀山泰宏)