“準シード”から年間20試合超の参戦も 米女子ツアー出場資格をおさらい
◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 事前(7日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6349yd(パー70)
今大会で決着をみる来季シード争い。年間ポイントレース(レース・トゥ・ザCMEグローブ)78位の勝みなみと81位の渋野日向子にとっては、なんとかボーダーラインの80位までに入っておきたい大一番になる。
ツアープレーヤーにとって“勲章”ともいえるシードの価値は当然重い。その一方、シード圏外でフィニッシュしても、来季米ツアーで戦える可能性が残っていることも事実。2023年シーズンの出場優先順位を示すプライオリティリストを参考にそれぞれの立ち位置をおさらいする。
80位まで通年シード「カテゴリー1」
ポイントランク上位80位までが「カテゴリー1」に当たる。出場優先順位を入れ替えるリシャッフルに影響されることなく、シーズンを通して安定的に出場が望めるトップカテゴリーだ。日本勢では古江彩佳、笹生優花(メジャー優勝の5年シードも保有)、畑岡奈紗、西村優菜がすでにフルシードを確保した。
100位まで“準シード”「カテゴリー11」
シード圏外のポイントランク81位から100位までは「カテゴリー11」。これは生涯獲得賞金上位20位の「カテゴリー2」、下部エプソンツアーの賞金ランキングトップ10となる「カテゴリー9」などよりは出場優先順位が低くなるものの、最終予選会(Qシリーズ)上位20人の「カテゴリー14」よりも上位の資格として位置づけられる。
実際に今季を振り返ると、「カテゴリー11」で最上位の出場優先順位124番目(※第2回リシャッフル終了時)となるエマ・タリーは20試合、同125番目のモルガン・メトロー(スイス)は19試合、同126番目のジャスミン・スワンナプラ(タイ)は23試合に出場。いずれも米本土での試合が本格化する3月から出場機会を増やし、スワンナプラはここまでポイントランク49位とシード返り咲きを決めた。
<CMEグローブポイントランキング>
順位/ポイント/選手名
78/374.03pt/勝みなみ
79/359.276pt/モリヤ・ジュタヌガン
80/352.876pt/エミリー・ペデルセン
81/349.827pt/渋野日向子
82/338.934pt/メル・リード
83/332.625pt/ステーシー・ルイス
※メル・リードは今週欠場