渋野日向子「思っていたよりも残念な結果」 パー4でイーグルも
◇米国女子◇BMW女子選手権 最終日(22日)◇ソウォンヒルズ at ソウォンバレーCC (韓国)◇6647yd(パー72)
同組の選手に「グッドショット」と声をかけながら、自分のプレーに対する不満は隠せなかった。52位から出た渋野日向子は1イーグル1バーディ、2ボギー「71」で回り、通算1アンダー56位で終了。「思っていたよりもすごく残念な結果になってしまった。悔しいです」と振り返った。
スタート10番から、ファウェイからの第2打を打った後に悔しそうにクラブを下す。見送った球はグリーン右サイドのラフに外し、アプローチも寄らず3mのパーパットを決めてしのいだ。12番は3パットでボギーを叩き、15番(パー5)は第2打がバンカー、3打目もラフに外して4オン。アプローチで1m弱に寄せてパーを拾ったが、続いたミスに表情は厳しくなった。
「チャンスっていうチャンスもなかった。ついても難しい傾斜が多くて、タッチを合わせるのに必死だった」と流れをつかめず後半へ。スコアが動かないまま迎えた6番(パー4)でイーグルが来た。
フェアウェイからの第2打をピン手前に着弾させると、コロコロと転がりカップイン。「ちょっと当たりは良くなかったけど、良い感じで傾斜に乗ってくれたと思う」と、カップに入った瞬間は見えなかったが、ギャラリーからの歓声を聞いて笑顔が出た。
それでも、納得できるショットの精度にはまだ遠い。「昨日よりはマシだったかなと思うんですけど、やっぱり難しい。距離感が合っていた、とは言えない」と話した。
今大会を終えて、年間ポイントレースは1ランクアップの79位になる見込み。ここからまた、来季フルシードが得られる上位80内を目指す試合が続く。「(ポイントを)考えざるを得ない位置。結果を出していくしかないと思う」。次週はアジアシリーズ第3戦「メイバンク選手権」で、自身初のマレーシアでの試合に臨む。(韓国坡州市/谷口愛純)