足首負傷もロースコアの予感 勝みなみ「ショットが先週と大違い」
2023/09/01 13:45
◇米国女子◇ポートランドクラシック 初日(31日)◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6478yd(パー72)
大会前の月曜日(8月28日)に左足首を負傷した勝みなみは3バーディ、ボギーなしの「69」でプレー。前日のプロアマ戦を欠場して、本戦出場が危ぶまれる状態ではあったが、テーピング治療と痛み止めを飲んでスタートし、「たまに痛いなというのはあるけど、プレーは全然できるのでよかったあ」と胸をなでおろした。
早朝から降った雨に加えて、万全ではない体のコンディションを考慮して柔軟にホールを進めた。「飛んだり、飛ばなかったりして難しかったけど、飛距離が落ちているだろうと番手を1つ上げてやっていました」。工夫を凝らしながら、前週「CP女子オープン」で予選落ちを喫した要因のショットが「先週とは大違い」と好調さに実感を込める。
前週のラウンド途中から模索してきたスイングは、予選落ち翌日の土曜日(26日)にも試行錯誤を続けた。「昔から棒立ちではあるけど、アドレスを前傾姿勢にして。少しだけ昔に戻せたからか、ハマりが良かった」と復調を実感。前半13番(パー3)ではピン左3m強を沈めてバーディ。ショットでチャンスを作ったものだ。「たまにミスはあるけど修正出来ているし、(許容の)幅内に収まっている。これからが楽しみ」と声を弾ませた。
初日から首位は9アンダーと伸ばし合いの展開に、30位スタートの勝も「ちゃんと2、3mの短いのが入ってくれた全然行く。もうちょっと獲れたなという感じはあるし、少しずつ良くなっているのであとはパットが入れば」とさらなるロースコアの可能性を信じた。(オレゴン州ポートランド/石井操)