「もったいない一日」 渋野日向子パット打ち切れず“74”
2023/08/27 12:22
◇米国女子◇CP女子オープン 3日目(26日)◇ショーネシーG&CC (カナダ)◇6709yd(パー72)
チャンスメークをしても、傾斜があるグリーンでなかなか流れをつかめない。渋野日向子のプレーはもどかしさが続いた。出だし1番のパー5、2mのパットはカップからわずかボール1つ分右に外してパー。2番もボール1つほどカップ左にそれてバーディを逃した。入っていれば流れは違った――。そう思うだけに「もったいない一日だった」と振り返る。
ラウンド前はショット練習で首を傾げる仕草が目立ち、むしろショットに不安を抱えている様子だったが、前半は「打ち切れなかった」とパッティングをショートしてのパープレーが続いた。
9番でボギーを先行。2打目をショートサイドの左奥のラフに落とし、逆目の芝からのアプローチは1.5mのパーパットを残してスライスラインを外した。引きずるように次の10番もボギーをたたき、11番(パー5)では3打目をピンに近い右バンカーに入れて寄らず入らずの3連続ボギーとなった。
日を重ねて硬くなるグリーンの攻略を目指す中、15番(パー5)でピン右奥4mを沈めて1つ目のバーディを奪取。16番ではピン左横からの7m弱のスライスラインを沈めて、2連続バーディとした。「グリーンも速いし、タッチも大事だけど、強い傾斜で持っていかれてしまうのはある」と意識し、「しっかり自分の決めたところに打つというのは大事」と心掛けた。
2バーディ、4ボギーの「74」で終え、最終日の目標に今週まだ出せていないアンダーパーを掲げて「それしか(ない)。頑張ります」と前を向いた。 (カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー/石井操)