勝みなみ3試合ぶりの決勝へ「ギャップをうまく攻略できたら」
◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシックby Acer 事前(7日)◇シービュー ベイコース (ニュージャージー州)◇6190yd(パー71)
今週の会場となるシービューベイコースは、前週「みずほ アメリカオープン」のリバティ―ナショナルGCから車で2時間ほど南下した場所にある。
同じニュージャージー州に位置し、連戦の選手にとっては移動しやすい利点はあるが、勝みなみは「今週は長いなって」感じているという。
日曜から火曜まで各日9ホール回り、開幕2日前にしてすでに27ホールを回って準備する。この日は1Wからパターまでショット練習にあて、3日間大会で開幕前日になる木曜日は18ホールのプロアマ戦が待っている。「短いホールと、長いのが極端なコース。そのギャップをうまく攻略できたらいいな」と話した。
507ydに設定されている最終18番のパー5では、「5WからUTを使ってじゃないかな。3Wは使わないかも」と想定する。「ウッドで刻んでいく感じかな。ウェッジでバーディチャンスにつけられればいいけど、攻めすぎてもラフのきついところに入っちゃう。風もあるのでそこに気をつけながら」という。
直近2試合は予選落ちが続いているが、修正を重ねてきた。「ショットの調子は悪くない。何かの流れが悪くて予選落ちしている感じで、2試合どちらも普段やらないようなロングホールでのボギーがある。ハマってくればスコアは出る。1つ、2つとバーディを取れば流れも来ると思うので、とりあえず上位を目指して。3日間大会なので最初から飛ばしていきたい」と意気込んだ。
一方で、4試合連続で予選落ちをしていたものの前週「みずほ アメリカオープン」で7位フィニッシュした笹生優花は「リンクスっぽくて、先週やっていたコースとはちょっと違う」と警戒する。
短い距離とあって、笹生もドライバーを握る回数は「半分くらいかな」と少なく、ショートゲームがキーポイントとする。「早いスタートが切れればいいんですけど、やることをしっかりやるのが大事かな」と地に足をつけたスタイルはブラさない。(ニュージャージー州ギャロウェイ/石井操)