ワールドカップ女子ゴルフ/2日目のコメント
短期決戦だからこそスタートダッシュが肝心だが、初日を終えて14位タイと予定の青写真が大きく狂ってしまったチーム・ジャパン。巻き返しを図った2日目もスコアを崩す結果となり、ラウンド後の2人からは初日以上の落胆した表情が目に付いた。
<諸見里しのぶ>
今日は私が難しいところに打っちゃって、すごい桃(上田桃子)に迷惑かけちゃいました。それもパーが取れるようなところではなく、なんとかボギーを取れるようなところだったので・・。途中で流れが良くなったんだけど、18番のティショットで、最後の最後で一番悪いのをやっちゃいました。昨日は打ったら自分の責任だけど、今日は私が悪いところに打つと次に打つのが桃なので、余計プレッシャーになりました。
2日間で収穫はないですね。せっかく出場のチャンスが降りてきたのに、自分のゴルフが出来なくて。日本人も一杯応援してくれているのに、みんなの期待を裏切るのは悔しいし、他の国の選手に日本チームはたいしたことないなって思われることが一番悔しいです。
今日は悪い中頑張ったんだけど、練習不足ですね。去年アメリカに行ってからも悩にましたが、海外はセッティングや状況が違いますし。90%は精神的なことなので、一皮剥きます。これを越えないと、またアメリカと一緒になっちゃう。あれは半年で充分なので、明日はしっかりやって、自分で皮を剥きます。
明日はしっかりやるだけです。バーディを狙っていきます。
<上田桃子>
流れをどうしても作れませんでした。1つのボールを交互に打つわけだから、どっちも駄目じゃ絶対に駄目じゃないですか。ブラジルは1人がアプローチとか上手くて、もう1人はショットはあまり良くなかったけどパターで貢献して、お互いがお互いを支え合っていたと思う。でも私達は、しのぶの分を私が、私の分をしのぶがっていうことが出来ませんでした。
お互いこれから日本ツアーを支えていくには、もっと成長しないといけないというのが分かりました。ゴルフに対してもっと真剣に考えて、強くならないとこっちじゃ戦えない。でも、私もしのぶも、これ以上ないくらい悔しい思いをしているので、日本のファンの前でこの悔しさの分までいいプレーを見せたいと思います。
今日は後悔しないように打ったつもりだけど、明日も悔いが残らないようにプレーしたいです。“明日は明日の風が吹く”で、120%の力を出し切って日本に帰りたいですね。
失意のどん底に沈んでいるかもしれないが、若く才能豊かな2人にうつむいてフェアウェイを歩く姿は似合わない。持ち前の明るさを取り戻し、最終日は笑顔で18番ホールを締めくくってほしい。