渋野日向子「マンギレ、プッチーン、カッチーン」 まさかのダブルパー
2022/10/22 15:40
◇米国女子◇BMW女子選手権 3日目(22日)◇オークバレーCC(韓国)◇6726yd(パー72)
「グリーン上に行くまではマンギレ、プッチーン、カッチーンだった。最近で一番キレました」。渋野日向子の怒りが最高潮に達したのが後半11番。打ち下ろしの左ドッグレッグで左サイドには池も構えるパー4だ。
「打つときに気持ち悪さがあって、右のバンカーに入れるのも嫌だから。きょう若干ショットひっかけ気味だった。急に出ちゃった」
それまではフェアウェイキープ率100%だったが、突如乱れた。ティショットを左の林に入れてしまい、見つからずに暫定球は右のバンカーに転がった。
バンカーからの4打目はアゴに阻まれ、5打目でようやくフェアウェイに。6打目でグリーンに乗せて「冷静になろうと。パシコーンと打たないように寄せにいきました」と2パットの「8」。痛恨のダブルパー(クアドラプルボギー)を喫した。
昨年6月のメジャー「全米女子プロゴルフ選手権」ではパー3で池ポチャ4発の「10」をたたいたこともあるだけにすぐに気持ちを落ち着かせた。
「あと7ホールあるし、パー5も2つある。ちょっとショックだったが、イーブンに戻そうとすぐに切り替えることができた。だからあんまり、やべーミスなかった」
13番、15番でバーディを奪うなど、4バーディ、1クアドラプルボギーの「72」。きっちりスコアを戻した。
「3日間の中ではショットの距離感はきょうが一番良かった。引っ掛けてしまうミスが気になってしまいますが、大きなミスにはつながってない。修正したい」
ホールアウト後は韓国のファンにサイン。そしてすぐに練習グリーンに足を運んで調整に励んだ。(韓国江原道/玉木充)