“ダボ”から8バーディで10位浮上 渋野日向子「4日間できる。超うれしい」

◇米国女子◇LPGAメディヒール選手権 2日目（7日）◇サティコイGC（カリフォルニア州）◇6551yd（パー72）

後半14番で通算5アンダーにして、ようやく安心できた。渋野日向子は3試合ぶりの予選通過に「あと2日間戦えるのが、すごくうれしいです」と喜んだ。

バーディラッシュでスコアボードを駆け上がったが、スタートは「きょうもツイていないのかな」といきなりダブルボギーで発進した。2打目がグリーンに乗らず、3打目のアプローチがオーバーして3パット。

3オーバーで予選通過ラインの下にもぐったが、3番のバーディでスイッチが切り替わった。「きょうはグリーンを狙うショットが安定していた」とショットでバーディを量産。直後のパー3は1m、6番、9番も3m以内につけて前半を通算1アンダーで終えると、後半は11番から4連続バーディで一気に順位を上げた。

14番（パー5）で3m弱をねじ込み、この時点でトップ10も目前の位置。「先週も途中までよくてガタガタ落ちていったから、とりあえず集中力を切らさない、欲張り過ぎない」と一打に集中し、残り4ホールはパーを重ねて通算5アンダー10位で終了。「久しぶりに気持ち良かった」と「66」で回った一日を振り返った。

初日の71位から優勝争いも見える位置まで上がったが、「きょうみたいに自分が納得できるショットの回数を増やしたい」と週末は順位を意識せずにプレーする。「4日間戦える。超うれしい」と久々の決勝2日間を楽しめそうだ。(カリフォルニア州ソミス／谷口愛純）