2022年 ポートランドクラシック

あわや“ダボ”にも負けず 古江彩佳が「69」で首位と2打差

2022/09/17 13:47
ドタバタスタートにもマケズ

◇米国女子◇アメージングクリー ポートランドクラシック 2日目(16日)◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6478yd(パー72)

「ダフりました」と、スタート直後のミスショットを振り返ってからりと笑う。朝イチのピンチにも動じず、古江彩佳が首位と2打差4位に順位を上げた。

1番はパーオンできず、31yd残った3打目はボール手前の地面をヒット、ミスショットで数ヤードしか進まなかった。「もうダボかな」と「+2」発進が頭をよぎったが、4打目でピンに寄せて1パット。「なんとかボギーでおさめてよかったです」と、次のホールに行くまでに気持ちを切り替えた。

飛行機の轟音がちょっと気になるみたい

大きなピンチはここまで。あとは順調に順位を上げていく。初日にひとつも獲れなかったパー5は前半で2つクリア。通算6アンダーで折り返すと、13番(パー3)でピン1.5mに絡めるショットで3つ目のバーディを奪う。

最後のバーディは14番、グリーン左手前に向かって下る傾斜を利用して、右からピンに寄せるつもりだったが、ボールは予想よりも左に落ちた。コロコロと転がってピンから離れること15m、打った直後は少し悔しそうな顔を見せたが、これを1パットでねじ込み通算8アンダー。「うまく入ってくれたなと思います」と4バーディ、1ボギー「69」で流れを絶やすことなく駆け抜けた。

ホールアウト後にインタビューを受ける古江

ホールアウト時点はトップに立ったが、どんな状況でも順位はあまり気にしない。「あしたも明後日も、まずはアンダーで回れるように」とステディなゴルフで攻め時を待つ。(オレゴン州ポートランド/谷口愛純)

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