2022年 ポートランドクラシック

上原彩子が復帰3戦目で首位発進 「アップ&ダウン」からバーディラッシュ

2022/09/16 11:07
「65」で首位発進を決めた

◇米国女子◇アメージングクリー ポートランドクラシック 初日(15日)◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6478yd(パー72)

復帰3戦目の上原彩子が「65」をマークして単独トップに立った。「出だし2ホールのアップ&ダウンからいいパーが獲れて流れを作れた」と流ちょうな英語でインタビューに答える姿は、1年2カ月間のブランクを感じさせない。

体調不良で昨年7月から米ツアーを離れ、復帰戦となった2週前の「Danaオープン by マラソン」は予選落ち。先週の「クローガー・クイーンシティ選手権」は決勝に進み、42位で終えた。この日は8バーディ、1ボギーの「65」をマークし、スコアボードの一番上に名前を載せた。

リーダーボードを駆け上がる

午前8時32分にティオフ。「アップ&ダウン」と表現したスタート2ホールはドタバタだった。初日の第1打は左のラフにつかまりパーオンに失敗。3打目で寄せてパーを拾ったが、2番(パー3)もティショットがショートしてカラーにかかる。「アプロ―チはそこまでイメージ通りに打てなかったけど」と納得のショットではなかったが、2mを沈めるナイスパーで乗り切った。

「ここでパーが獲れたのが、きょうのキーポイントでした」と、そこからバーディラッシュが始まった。

今週も慣れ親しんだキャディと

3番で2m弱につけて最初のバーディを獲ると、5番からは3連続。9番は左ラフからチャンスにつけてバーディを奪い、5アンダーで折り返した。スコアボードで自分の位置を意識しながら、「今はトップ、これを入れたら7アンダー」と最終ホールもバーディ締め。午後組に追いつかれることなく、単独首位で初日を終えた。

目下の目標には、来季シード権の確保を挙げる。ツアーを離れていた分の“公傷”適用で、今季に持ち越されたのは8試合。「まだミスもするけど、だいぶ手応えも出てきているのですごく楽しみ」と、平坦とは言えない道のりほど挑戦し甲斐がありそうだ。(オレゴン州ポートランド/谷口愛純)

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