古江彩佳「68」の巻き返し キャリア90戦で連続予選落ちゼロ
2022/08/27 11:31
◇米国女子◇CP女子オープン 2日目(26日)◇オタワ・ハント&GC (カナダ)◇6546yd(パー71)
初日90位とカットラインを見上げる位置からのスタートとなった古江彩佳が「68」と伸ばし、通算3アンダーで予選通過を確実とした。直近の試合だった「AIG女子オープン」(全英女子)で今季3度目の予選落ちを喫していたが、3週ぶりのゲームではきっちり第一関門を突破。アマチュア時代から出場したツアー競技は今大会で通算90試合目となり、その間で2試合続けて決勝ラウンド進出を逃したことはない。
この日は出だし1番のセカンドを打った直後に雷雲接近のため2時間の中断を挟んだ。雨でグリーンのコンディションも変化する中、タフなロングパットからの再開だった。微妙な距離を残しながら、しぶとくパーセーブ。「リズム良くいけたところ(要因)ではあったかな」と、その後の好プレーにつながった。
続く2番でショットを絡めてバーディ先行。4番のボギーも6番(パー5)、7番の連続バーディで跳ね返し、後半10番(パー5)では段を上る10mを沈めてスコアを伸ばした。3打目のウェッジショットをダフり、チャンスがしぼみかけたタイミングで気持ちを上向かせてくれたロングパット。「きょうはタッチもラインも本当に合っていた。両方が合っていたから、(ほかの場面でも)入ってくれた。自分の距離感がすごく良かったから、安心しながらラウンドできたかな」とグリーン上の内容に白い歯がこぼれる。
初日に「何か違う」と口にしていたショットも気持ちを切り替えて臨み、感覚は悪くなかった。「ショットもパットもこのままで、あしたからもできれば」。最初の目標をクリアし、週末は上だけを見て戦う。(カナダ・オンタリオ州オタワ/亀山泰宏)