ボギー先行でスイッチオン 古江彩佳が「63」のロケットスタート
2022/07/22 06:22
◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 初日(21日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523yd(パー71)
午後組の10番ティから出た古江彩佳が「63」をマークし、単独首位発進を決めた。序盤の数ホールは「バーディが獲れるのかなと思ったりもした」となかなか流れはつかめずにパーが続き、13番でボギーを先行。スコアを落としたことで逆に「思いっきり打てていないな」とスイッチが入った。
14番で165ydを7Iで3m弱につけてバーディを奪うと、続く15番は60㎝につけ、16番では「思い切ってピンを狙えた」とピンそば3mのチャンスを沈めて3連続とした。この日グリーンを外したのは3ホールだけで、安定したショット力が光った。
「ボギーを始めに打ったのが良かったのかな。ボギーを打った後にバーディを獲らないといけない(という気持ち)となって。決めたいところでバーディが決まったので、流れをつかめていけたのかな」
最終9番ではグリーン右手前にバンカーが待ち構える中、フェアウェイからピン手前2m弱につけてスコアを伸ばしたが、「安パイに左を狙ったつもりが、当たりが薄くて若干右で『ヤバイ』と思ったけど距離感がなんとなく良くて寄ってくれました」。昨年大会を4位で終えたコースで好プレーを引き寄せた。
ラウンドの途中からは「意識はそこまで」としながらも、順位を知ってのプレーだったという。「(2日目も) 変わらず集中して、フェアウェイしっかりつかんでバーディチャンスがもっとできたらいいなと思います」とトップの座を堅守しての週末を目指す。(フランス・エビアン/石井操)