2022年 アムンディ エビアン選手権

「扇風機回さんとくそあちぃ」 渋野日向子は体調気づかい1カ月ぶりメジャーへ

2022/07/21 05:23
メジャー2勝目へ期待がかかる

◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 事前(20日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523yd(パー71)

メジャー2勝目に向けて臨む渋野日向子は開幕前日にプロアマ戦に出場し、9ホールをプレー。現地には16日(土)に到着し、開幕2日前にも変則的ながら9ホールを回るなどコースの下見をして調整を図った。

同じサントリー所属の先輩プロ、宮里藍さんの引退試合としても記憶にあるという今大会は初出場となる。「日本の山のコースみたいな感じにプラスして景色がいいという感じ。平坦で打てるのもティショットだけ。なるべく傾斜に沿った無理しないショットを心掛けて打つのと、グリーンはなるべくピンと同じ段にできれば」。フェアウェイが狭めなコースだけに、高い精度が求められる。

スタイリッシュなマレット型のパターがバッグの中に挿してあった

「自分の癖とかを直すのにピン型にしていたけど、気分転換が正しいかも。しばらく使ってみようかなって」と、今大会ではパターをマレット型に変える。

プロアマ戦も元気に

6月の「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」では日米ツアーを通じて初めて途中棄権し、悔しさをにじませた。体調については「かなり良くなってきたので、いい状態で臨めるという感じ。いっぱいご飯を食べて、いっぱい寝て頑張りたい」と話した。

全米女子プロ後は「すぐ」に日本に帰国し、約1カ月のオフ期間で「体を取り戻すという感じ」と徐々にトレーニングに励んできたという。

笑顔もさく裂した

パリでは気温が40度まで上昇する中、リゾート地のエビアンでも強い日差しが差し込んだ。「異常ですよね?朝はいいけど夜はすごい暑い。扇風機回さんと『くそあちぃ』って」。エアコンが設置されていないホテルが多い現地の“洗礼”を食らった。「(体調に)気をつけながら4日間戦えるように頑張ります」とまずは体を涼ませにコースを後にした。(フランス・エビアン/石井操)

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