海外参戦を決めた試合から一年 古江彩佳「充実していた」

◇女子メジャー第4戦◇アムンディ エビアン選手権 事前(19日)◇エビアンリゾートGC（フランス）◇6523yd（パー71）

古江彩佳にとってフランスでのメジャー大会は、競技人生に転機を与えてくれた試合となる。昨年初出場して通算15アンダー4位でフィニッシュ。「日本でずっとやれたら」と思っていた目標は180度変わった。「海外(参戦)を決めたのがこの試合でもある」。新たなフィールドへの興味が芽生えたターニングポイントだった。

「こっちに来て(新たな道を)切り開いたというか、いろんな世界をじゃないけど、経験ができるようになってうれしいなと思います」。決断してからは急ピッチだった。国内ツアー最終戦翌週の米ツアーQシリーズ(最終予選会)を突破し、年が明けて1月から始動。1年を振り返って「充実はしていた」と時間の経過の早さに納得した。

前週16日(土)に到着し、翌17日からコースチェックをスタート。26位で終えた2週前の国内ツアー「ニッポンハムレディス」から続けているスイング調整の具合を確認し、本戦へ向けて「思い切って怖がらずにできたら」と意気込んだ。

会場に入れば、あらゆるところに大会カラーとなるピンク色の看板や文字が目に入り、懐かしさもこみ上げる。「楽しみですね。気負いはあまりなく、4日間戦って上位に食い込めたら。去年は本当によくやれた。パターも入っていたし、運もあったかなって。自分らしいプレーができたら」。すっかり米ツアーメンバーの一員となって、大会前日はプロアマ戦に参加する。(フランス・エビアン／石井操)