2022年 全米女子プロ

日本に戻らずメジャー連戦 西郷真央「質のいい練習ができた」

2022/06/23 09:51
3週前の全米女子オープン後も米国に残って調整

◇海外女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 事前(22日)◇コングレッショナルCC(メリーランド州)◇6894yd(パー72)

3週前の「全米女子オープン」でメジャー初出場を果たした西郷真央は、その後も米国にとどまって調整を重ね、今週を迎えた。

コングレッショナルCCにも近いエリアのゴルフ場で2週間、みっちりと練習。「練習場で練習したり、ラウンドもさせてもらって。『この試合(全米女子プロ)に出るために日本に帰らずに…』と説明したら、『いつでも来ていいよ』と言っていただき、すごくいい環境で練習できた。ホントにありがたい環境でした」と感謝を口にする。

ロングコースに立ち向かう

日本との違いも実感した。「(午後)8時くらいでも明るかったりするので、練習したら、あっという間に時間も過ぎていく。オフのときの練習で、なかなか芝から打てるコースって(日本には)ない。芝からだと、自分の中で無駄な動きが出ることが多いので、今後につながる課題であったり、ここに向けた準備もそうですけど、練習自体の質も良かった」。毎日をひたすらレベルアップに費やし、2度目の海外メジャーに臨む。

2度目の海外メジャーへ「コースチェックはしっかりできた」

全米女子オープンでは初日18位と上々のスタートを切るも、44位でフィニッシュ。入念な事前チェックからコースマネジメントを組み上げていく20歳だが、初めて出場したメジャーでは「ショートサイドからだとボギー、ダボを簡単に打ってしまうことを日本よりも感じた」。今週も想定したピン位置に対し、手前からの寄せが何ヤード転がっていくかといったデータを細かくそろえ、外してもパーセーブできる確率が高いエリアを探し出す作業に時間を割いた。

雷雲接近でいったんクローズとなる前にイン9ホールをラウンド

「積み重ねてきたものをしっかり出せるように全力で頑張りたい」。将来的な挑戦願望も口にする米国での濃密な4週間を締めくくる。(メリーランド州ベセスダ/亀山泰宏)

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