「脱出ゲーム」で気分転換 古江彩佳は開幕前に45ホールをプレー

◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシックby Acer 事前情報（7日）◇シービュー・ア・ドルチェホテル (ニュージャージー州)◇6190yd（パー71）

まだ人もまばらな火曜日の朝、9時過ぎには既にハーフを終えていた。海を背にカメラに向かってピースサインを向ける古江彩佳はすこぶる元気そうだ。

2位に入った2週前の「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」では、週末2日間で72ホールを回る激闘を経験した。週明け月曜には「全米女子オープン」に移動し、練習ラウンド。疲れを見せずに本戦に入ったが、今季初の予選落ちを喫した。

久々にできた週末の時間は、思い切り充電期間に充てた。土曜日は同世代の西村優菜と、全米女子オープン会場近くのアトラクション施設で、閉鎖された空間から暗号を解きながら脱出を目指す「脱出ゲーム」に挑戦。「日曜日にこっちに移動してきましたが、何もせず」と身体を休め、十分に英気を養った。

月曜、火曜と18ホールずつをラウンドし、水曜はプロアマ戦で9ホールを回る。普段は開幕前に36ホールを回るのが習慣だが、今週は45ホールをプレーする予定だ。タフなスケジュールにも「先週、休んでいるので」といたずらっぽく笑う。

米ツアーに本格参戦した今季、先週までは10試合連続で決勝を戦ってきた。仕切り直して迎える今週、初出場の大会で週末まで戦う準備はばっちりだ。（ニュージャージー州ギャロウェイ／谷口愛純）