2022年 全米女子オープン

メジャーでリベンジ意欲も 小祝さくらの悩みは「こっちに来て顔がデカく…」

2022/06/06 08:15
スッキリした表情で2度目の海外メジャー挑戦を終えた

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン presented by プロメディカ 最終日(5日)◇パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)◇6638yd(パー71)

2度目の海外メジャーで初めて予選を通過した小祝さくらが日本勢最上位でフィニッシュした。最終日「73」で通算3オーバーとスコアを落としたが、順位は24位から20位にアップ。「上がってみたら、風の影響とかで意外と順位が下がってなくてビックリしました」と難しいメジャーセッティングならではの状況に驚きものぞかせた。

「今週平均したら良かった」というアイアンには手応え

砲台グリーンで奥に外せば寄せるのが困難になるホールも多い中で「奥にしっかり切ってあったり、攻め切れないというか、技術を問われる感じのピンポジ」。1番(パー5)のバーディ発進後は4つのボギーが重なった。それでも、16番(パー3)で2個目のバーディを奪取。最難関の17番もパーで切り抜けるなど我慢強さをみせた。

グリーン上を課題に挙げた

前回出場した12月開催の2020年大会は自らの状態も上がらず、コースの厳しさに跳ね返されて海外に挑む気持ちも遠のきかけた。4日間を戦い抜いた今回は「またリベンジというか、チャレンジしていけたらと思います」と話す。その上で「マネジメントと、あとはパターですね。うまい選手は微妙なバーディパットだったり、パーパットだったり、流れを作るパットを決めてくる」。課題もしっかりと持ち帰った。

リンクスコース挑戦にも興味がある様子。「実際やったら嫌になるんでしょうけど(笑)」

6日(月)には帰国の途に就き、9日(木)に開幕する「宮里藍サントリーレディス」に出場予定とやはりタフなスケジュール。慌ただしい1週間の米国滞在での思い出を問われると「ステーキを食べたことですかね。リブアイ(リブロースの上級部位)がおいしかったです。レストランとか家でも焼いて、きょうもこの後食べるんです」。満足げな笑顔を見せたかと思いきや「毎日お肉を食べてて、こっちに来て、なんか顔がデカくなった気がして…塩分の取りすぎかな、とか思いながら」。最後まで“らしい”トークで場を和ませた。(ノースカロライナ州サザンパインズ/亀山泰宏)

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