痛み止め服用 西郷真央は終盤3連続ボギーでも初のメジャーで週末へ
2022/06/04 10:37
◇海外女子メジャー◇全米女子オープン presented by プロメディカ 2日目(3日)◇パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)◇6638yd(パー71)
「朝から体の調子が良くなかった」という西郷真央は、痛み止めを服用して2日目のプレーに臨んでいた。粘り強くパーを拾う中で乱れていたショットも徐々に復調。「途中から予選通過ラインは意識せず、どこまでスコアを伸ばせるかだと思っていた」との言葉通り、後半11番を終えて通算3アンダーと上位をうかがうポジションまで上がってきた。
しかし、コンディションの不安は、疲労がたまる終盤ほどのしかかってくる。「途中から、思うような動きができていなかった」。15番(パー5)ではグリーン手前のフェアウェイながら、芝が薄くなっていたエリアからのアプローチが左手前のピンをオーバーして左サイドへこぼれた。砲台状のグリーンに対して4打目を巧みに寄せるもパーパットがカップに蹴られ、この日初めてのボギーを喫した。
右ピンの16番(パー3)は左サイドのバンカーに入れて再びボギーとすると、17番では片手を離した1Wショットが左サイドの木を直撃。レイアップした後、残り210ydから4UTで6mにつけるナイスリカバリーを見せたが、3連続ボギーとなった。
「72」とスコアを落としても、イーブンパー27位と初出場のメジャーで予選を通過。「上がりで納得いくプレーはできなかったけど、まずまず。(週末は)スコアを伸ばせるように」。全く充実感に浸るそぶりもなく、決勝ラウンドを見据えた。(ノースカロライナ州サザンパインズ/亀山泰宏)