2022年 全米女子オープン

スイングの“クセ”と闘いながら…畑岡奈紗は価値あるパープレー

2022/06/03 11:31
ショットが調整途上でもスコアをまとめた

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン presented by プロメディカ 初日(2日)◇パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)◇6638yd(パー71)

切り返しからダウンスイングにかけてクラブの軌道を確認するしぐさ。朝のドライビングレンジからラウンド中に至るまで、畑岡奈紗は何度もチェックを繰り返していた。

「体を縦に使う」というテーマと向き合う中で迎えた今季メジャー第2戦。「ずっと朝から、(インパクトの)手前でジャンプしてしまうクセがあった」。スタートしても気になるポイントの解消に神経を使いながらのプレーだった。

そんな中でも、出だし9番からベタピンのバーディ発進。ティショットが左のウェイストエリアにこぼれ、ワイヤーグラスに苦しめられた12番でダブルボギーを喫しながら着実にバーディを獲り返していった。

5回目の全米女子オープン。こんな笑顔も

5バーディ、3ボギー1ダブルボギーと出入りの激しい展開にはなったが、最終8番をバーディで締めくくって「71」のパープレー。イーブンパー28位と出遅れを回避して「オーバーにしなかったのは大きい」とうなずく。笹生優花とのプレーオフまで進んだ前年大会は首位と5打差の26位発進。7打差のトップを追いかける上で悲観的になる必要もないデータと言えそうだ。(ノースカロライナ州サザンパインズ/亀山泰宏)

2022年 全米女子オープン