渋野日向子から「頑張ってご飯を食べよう」 アマ馬場咲希は憧れネリー・コルダとも対面

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン presented by プロメディカ 事前（31日）◇パインニードルズ・ロッジ&GC(ノースカロライナ州)◇6638yd（パー71）

日本での最終予選会を通過して出場のアマチュア馬場咲希（日本ウェルネス高2年）が開幕2日前の練習ラウンドを渋野日向子とともに回った。当初は違うティタイムでのスタートを予定していたが、渋野が回る時間帯に空きが残っていると見るや「せっかくだからと思って（自分の名前を）入れちゃいました」。初々しい笑顔で経緯を明かした。

最終18番を終えると、仲良く記念撮影。「細いから、頑張ってご飯食べようね」。175cmの長身を生かしたドライバーの飛距離270yd超という17歳は、アドバイス？も授かったという。

前日にはかねて憧れの選手として名前を挙げていたネリー・コルダと対面。「選手用のダイニングに入ってきた瞬間、すぐに分かったんです、スタイルが良すぎて」と衝撃度を表すように声のトーンを上げる。その後の練習場で2ショットの記念撮影にも成功した。「優しかった…声をかけてみるものだなって」

コルダが金メダルを獲得した昨夏「東京五輪」での活躍を機に、すっかりファンになった。「ゴルフのスタイルも好きだし、見た目のスタイルもいいし、カッコいい。全部好きです」。SNSも当たり前のようにフォローしているから、腕の血栓の手術で離脱していたコルダがこの全米女子オープンで復帰できるか、気が気でなかったそうだ。

フェアウェイがワイドなコースで持ち味のロングドライブも生きてくる。すでに夢見心地でも本番はこれから。「予選通過して、ネリー・コルダさんと（同組で）回るには上位に行かないといけない。頑張って一緒に回れるような順位で（通りたい）。一緒に回れたらもう…言葉には表せない感じです」。せっかくの大舞台。とことん貪欲になる。（ノースカロライナ州サザンパインズ／亀山泰宏）