2022年 ロッテ選手権

「久しぶり」の8ボギー 旋回する風が古江彩佳を惑わせた

2022/04/16 13:57
安定感を誇ってきた古江彩佳は8ボギーをたたいた

◇米国女子◇ロッテ選手権 3日目(15日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6603yd(パー72)

安定感が光る古江彩佳にとって、1ラウンドでの8ボギーは「久しぶりです」と言って当然ではある。33位で決勝ラウンドに進んだこの日は、今季自己ワーストの「78」。通算6オーバーの68位に後退した。

風にほんろうされる一日となった

まだ風が穏やかだった午前9時半過ぎのティオフ。フェアウェイからの2打目をグリーン右手前にこぼした2番でボギーを先行した。「風の向きは一定のはずなんですけど、細かい方向が読み切れていなくて、距離感が違うことが多かった」とショット時に悩まされた。

周囲を複数のバンカーに守られた4番(パー3)、8番アイアンでの第1打はグリーン奥に切られたピンのはるか手前に乗った。「横風かフォローがあるかなあという感じで思っていました。でも自分の打つときには(真)横か、アゲンストくらいになって、自分のドローとけんかして距離が落ちてしまった」。ロングパットは3mを残して、3パットボギーを喫した。

「78」は今季自己ワーストとなった

強風の中で意識したスイングのテンポとリズムは「そんなに悪い感じではなかった」と言う。「タッチと読みがあまり良くなくて、3パットを何回かしてしまったのがもったいない」

最終18番(パー5)で、グリーン右手前からの3打目をウェッジで寄せてバーディで締めくくった。「あしたは頑張るだけだと思うので、耐えながら良いスコアで終われるように」とモヤモヤを吹っ切るように言った。(ハワイ州エワビーチ/桂川洋一)

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