2022年 JTBCクラシック

3打目勝負がまさかのディボット 畑岡奈紗は不運に泣く

2022/03/28 12:10
8番でディボットに入る不運

◇米国女子◇JTBCクラシック presented by バーバゾル 最終日(27日)◇アビアラGC (カリフォルニア州)◇6609yd(パー72)

5打差6位からトップグループを追った畑岡奈紗だが、8番(パー5)で不運に見舞われた。池に近いシビアな右ピンに対し、フェアウェイからのセカンドをレイアップ。3打目勝負でバーディにつなげたかったボールは、まさかのディボット跡に入っていた。ピンを狙えるはずもない3打目は池の縁石ではねて左サイドのバンカーへ。痛恨のボギーをたたいた。

今週はコースコンディションを考慮してプリファードライが適用されているホールもあるが、8番は含まれていない。「みんなLPGAにも聞いていたんですけど、8番はプリファードライじゃないとおかしいくらい。何人もディボットに入って池に入れているのに…ちょっとアンフェアだなって思います」。米ツアー6年目らしく周囲の選手たちの反応も踏まえて冷静に、だが毅然と声を上げた。

次戦はメジャー

アンラッキーにもめげず、後半は2オンに成功した10番(パー5)をはじめショットで次々とチャンスメーク。しかし、ポアナ芝のグリーンで前日さえていたパッティングが惜しくも決まらない。「73」とスコアを落として通算8アンダー16位。今季初のトップ10入りはならなかった。

前日は夕方のホールアウト後に練習場でみっちりと打ち込み、課題だったウェッジショットの距離感を修正。7番、17番(パー5)と納得の一打が出る場面もあった。「来週はグリーンが硬い。今週みたいにはいかないから、(グリーンを狙う場面で)ウェッジを持ったら、しっかりスピンが利いたボールを打って、チャンスにつけていかないと。そういうショートゲームが大事になってくる」。すぐに次戦のメジャー「シェブロン選手権」を見据えた。(カリフォルニア州カールスバッド/亀山泰宏)

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