2022年 JTBCクラシック

ルーキーらしい試行錯誤 古江彩佳の開幕前日は午前6時半スタート

2022/03/24 11:41
早朝からグリーンを入念に下調べして備えた

◇米国女子◇JTBCクラシック presented by バーバゾル 事前(23日)◇アビアラGC (カリフォルニア州)◇6609yd(パー72)

開幕前日、古江彩佳はまだ暗さも残る午前6時30分に1番ホールを歩き出した。プロアマ戦のメンバーに入っていなかったルーキーにとって、コースが開いてから全体がスタートする前のタイミングが事前チェックに使えるチャンスでもある。アウト9ホールのグリーンとその周りだけ入念に調べ、わずかな“隙間”を有効活用した。

初めてのコースは2ラウンドして覚えるのが事前のルーティン。会場入りした21日(月)に18ホール、翌22日(火)はイン9ホールをプレー。変則的な36ホールで開幕に間に合わせる形となった。「いまは“その週次第”って感じで動いてますね。1.5ラウンドではちょっと足りない。(特に)グリーンが一番見たいというのもあって、きょうはグリーンだけやりました」。多少の不自由があっても、置かれた立場で前向きに戦う。

フロリダの芝よりは「まだ対応しやすそう」

フロリダで2試合、シンガポールで1試合を消化し、課題の洗い出しも進んでいる。日本よりもわずかにボールが沈む米国の芝質にあって、3Wが思うように打てないことを実感。対策としてバッグに入れた5Wを、今週はさらに「ブリヂストン B1 フェアウェイウッド」へモデルチェンジ。表記18度だがロフトを立ててもらい、3Wに寄せて距離を補っている。

メジャー「シェブロン選手権」を翌週に控え、前哨戦の雰囲気が漂う舞台にも「この試合はこの試合で考えてます。どこのコースでも変わらず、自分のプレーができるか。そこをしっかりやっていけたら」。試行錯誤をためらわない裏には、ブレない芯が通っている。(カリフォルニア州カールスバッド/亀山泰宏)

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