古江彩佳「3番ホールはずっと悔しい」リベンジかけて最終日へ
◇米国女子◇HSBC女子チャンピオンズ 3日目(5日)◇セントーサGC(シンガポール)◇6749yd(パー72)
通算2アンダー26位から出た古江彩佳は3バーディ、2ボギーの「71」でプレー。スコアこそ1つ伸ばすにとどまったが、危なげないゴルフで日本勢2番手の27位につけた。中継局WOWOWのインタビューで「きょうは一番安定していたのかなと思う。後半崩れ出したのはちょっと悔しかった」と振り返った。
出だしの1番でフェアウェイからの2打目をピン手前3m弱につけ、サラリと決めて幸先良くバーディ発進。手前2mにつけた2番はカップに蹴られて2連続とはならなかったものの、アイアンショットにはキレがあった。
ダウンスロープを転がってグリーン奥にこぼれた3番はウェッジでダフって寄せきれずボギー。初日はダブルボギー、2日目もボギーをたたいたホールを攻略できなかったが、それでも表情には余裕があった。
左サイドが池の5番(パー5)は持ち味のドローボールで狭いフェアウェイをとらえ、レイアップした3打目を手前3m強につけて、これをねじ込んでバーディ。199ydの7番(パー3)はティショットで得意のユーティリティを使い、ピンを狙ったボールがカップのわずか横を転がり抜けた。あとわずかでホールインワンというスーパーショットで楽々とバーディを奪った。
「今週はドライバー(ショット)が真っすぐ飛んで安心感がある」と米ツアールーキーとは思えないほど淡々とプレー。グリーン左サイドのバンカーに入れた13番(パー5)もあわてずパー、ティショットを池に入れた17番(パー3)は「いいリカバリーができた」とボギーでしのぎ、傷口を最小限にとどめた。
課題として挙げたのはやはり3日連続でスコアを落とした3番。「ずっと悔しいので、あした(最終日)だけでも頑張りたい」と雪辱を誓い、「暑さに気をつけながら自分のプレーをできれば」と最終日に上位浮上を狙う。