2022年 ドライブオン選手権

「65」→「75」 畑岡奈紗“きのうと別人のゴルフ”

2022/02/05 10:27
首位発進から大きく後退した

◇米国女子◇LPGAドライブオン選手権 2日目(4日)◇クラウンコロニーG&CC(フロリダ州)◇6592yd(パー72)

初日首位タイ発進した畑岡奈紗は、28位に後退した。前日「65」から「75」にスコアを落とし「きのうとは別人みたいなゴルフ」と唇をかんだ。

好スコアを支えたパッティングが一変。4番で3パットボギーをたたくと、続く5番(パー5)も2オンに成功しながら3パット。18ホールの合計パット数は初日「27」から「33」に増えた。

打つ前のルーティンを整理することでリズムを生んでいたグリーン上だが、「きのうから何も変えずにやって、逆に徐々に良くなっていると思ってやっていたので、ちょっとよく分からないですね」と首をひねる。

思い当たる節があるとすれば、少し重さを感じたというグリーンコンディションの変化。「ちょっとタッチが弱い分、きのうまで伸びていたのが最後に伸びなくて切れているのかな…」と絞り出すように言った。

課題と向き合う日々が続く

調整が続くショット面は、アゲンストの風が吹くシーンで課題が鮮明になる。連日強い逆風が吹く15番はフェアウェイ中央からのセカンドでフィニッシュを崩し、グリーン左に外した。逆にフォローの風が吹く17番(パー3)では7Iでカップをかすめるスーパーショット。もう少しでホールインワンという一打はピンそば15㎝に止まって悠々バーディを決めた。

「17番の打った感触は良かった。フォローのときは縦の距離感だけしか考えないんですけど、アゲンストになると、強いボールを打つためにインパクトで変に『力み』みたいなものが出ているのかな」

最終18番はナイスパーセーブ。表情が曇りがちな一日を笑顔で締めくくった

シーズンの始まりとなったフロリダでの3連戦目を終えれば、次戦は3月3日開幕の「HSBC女子世界チャンピオンズ」(シンガポール・セントーサGC)となるため、3週のオープンウィークが続く。「風の中でも、しっかり成績を残さないと。試合で良いイメージを残して終われるように頑張りたい」と自らを鼓舞した。(フロリダ州フォートマイヤーズ/亀山泰宏)

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