2022年 ゲインブリッジLPGA

悩み抜いたジャッジ 笹生優花はバーディ締めでV争い生き残り

2022/01/30 08:58
最終ホールの長考はバーディフィニッシュで報われた

◇米国女子◇ゲインブリッジLPGA at ボカリオ 3日目(29日)◇ボカリオGC (フロリダ州)◇6701yd(パー72)

最終18番、残り約150ydのセカンド地点で笹生優花は迷いに迷っていた。

一日中悩ましかった強風も、ほんの少しだけおとなしくなっていた最終盤。「フォローなのか、フォローじゃないのか、そこが一番大事なので。風も回っていましたし、考えるところですね」。正解の番手は8Iか、それとも9Iか。「最終的にはどっちなんだろうって感じだったんですけど、左から(風が)来ているのは間違いなかった」。腹をくくって8Iで右上6mに乗せ、下りのバーディパットを流し込んだ。「72」でこらえて通算7アンダー。順位こそ4位に下げたが、首位との4打差はキープした。

風の中で弾道も操りながらのパープレー

1番(パー5)で幸先よくバーディ発進したムービングデーだったが、続く2番でフェアウェイからのセカンドをバンカーに入れてボギー。5番でもスコアを落とした。7番では残り166ydから低く抑えた4Iのショットで風を切り裂いてバーディチャンスを演出しながら、これを決められない。折り返して10番のパー5でも、1m強のパーパットがカップの脇を抜けた。

最終日は畑岡奈紗と同組

首位争いから脱落しかける中、11番で5mをねじ込むパーセーブ。12番ではバンカーからチップインバーディを決め、18番のフィニッシュにつなげた。

V争いに踏みとどまって迎える最終日は、優勝した昨年「全米女子オープン」でプレーオフを戦った畑岡奈紗と同組。日本が誇るツートップで首位リディア・コー(ニュージーランド)を追いかける。(フロリダ州ボカラトン/亀山泰宏)

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