目標はメジャーV 畑岡奈紗「日本人の仲間が2人増えるのはうれしい」
2021/12/23 07:03
女子プロゴルファー畑岡奈紗が22日、オンラインで会見をした。主戦場とする米ツアーから9日に帰国し、新型コロナウイルス感染拡大防止のために自宅隔離中。今季を振り返り「成長した部分は感じていない。安定した成績を残せず、悔しい気持ちが大きい」と振り返った。
米ツアー5年目の今季は6月のメジャー「全米女子オープン」でプレーオフまで進んだが笹生優花に敗れて2位。それでも7月「マラソンクラシック」、9月「アーカンソー選手権」を制し、賞金ランキング3位と結果を残した。
8月「東京五輪」にも出場し9位とメダルには届かなかったが、「開会式の競技場に入るときに見た景色が印象に残っている。そこに立てたのはうれしかった。プレーできたのは自分の財産」とコロナ禍も実りの多い1年だった。
来季は渋野日向子、古江彩佳も予選会を突破して米ツアーに参戦する。「日本人の仲間が2人増えるのはすごくうれしいこと。同じ舞台で戦えるのは楽しみ。みんなでいい成績を残して頑張りたい」と話した。
22年の初戦となる1月20日開幕の「ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ」(フロリダ州・レイクノナG&CC)に向けて1月7日には渡米する。
「思うような準備はできていないが、隔離もあけるのでそこからトレーニングをしたい。スイングで直したい部分もある」。新シーズンではフェアウェイキープ率とパーオン率ともに75%以上(今季はそれぞれ74.86%、71.61%)を目指す。
「焦る部分ではないが、メジャーの優勝を目標にしてやっていきたい」。悲願達成へ短いオフで気持ちもリフレッシュする。