2021年 CMEグループ ツアー選手権

「きょうは自分に自信」 畑岡奈紗が怒涛の5連続バーディで首位

2021/11/21 12:57
畑岡奈紗がビッグタイトルを射程圏に入れた(Michael Reaves/Getty Images)

◇米国女子◇CMEグループ ツアー選手権 3日目(20日)◇ティブロンGC(フロリダ州)◇6556yd(パー72)

畑岡奈紗がツアー6勝目に前進した。19位から出て上がり5連続バーディを含む8バーディ「64」をマーク、通算14アンダーと伸ばして世界ランキング1位のネリー・コルダら3人と並ぶ首位に浮上した。

前半こそ1つしか伸ばせなかったが、14番(パー5)からは5連続バーディ。フェアウェイキープ率100%(14/14)、パーオン率(17/18)94%、28パットをマークした。インコースは「29」と圧巻のプレーを見せた。

「ストロークもパットもとても良かった。だからきょうは自分に自信がありました。どこにボールを落とすか、どのようにボールをストロークするかなどとてもうまく管理できていた」

直近2戦はトップ30を外すなど不調だった。「正直なところ今年はずっと安定したプレーができていませんでしたが、自分のゴルフのイメージを大切にしたいと思っていた。アーカンソーの後に取り組んだことのひとつです」。弾道測定器などを使用し、実際の数値と体の感覚をすりあわせてきた。

9月の「アーカンソー選手権」に続く今季3勝目がかかる残り18ホール。最終戦制覇となれば、賞金150万ドル(約1億7000万円)を獲得し、逆転での賞金女王も現実味を帯びる。

マネークイーンとなれば日本勢としては1987年の岡本綾子以来の快挙となるが、「良いラウンドをした後はいろんなことが頭に浮かびますが、自分のゲームについてはあまり考えないようにしています。あしたは安定したプレーをしてベストを尽くすだけ」と気合を入れた。

2021年 CMEグループ ツアー選手権