2021年 東京五輪

男子に続け 台湾のウェイリン・スーが好発進

2021/08/05 06:15
3打差7位で発進した台湾のウェイリン・スー(Mike Ehrmann/Getty Images)

東京五輪 女子初日(4日)◇霞ヶ関CC東コース(埼玉県)◇女子6648yd(パー71)

メダルを手にする瞬間はどの競技でも心を打たれるが、同郷の選手であればなおさらだ。前週の東京五輪男子ゴルフで7人によるプレーオフの末に銅メダルを獲得したC.T.パンに、同じ台湾代表のウェイリン・スーは「目の前で表彰式を見て、涙が出ちゃった」と振り返った。

選手村で過ごし、別の競技の選手とも交流。同室だったバドミントン女子シングルスの戴資穎選手が獲得した銀メダルを「見てもいい?って聞いて見せてもらったの。思わず右手で取っちゃって『whoa(ワォ)、重くて分厚いのね…』って」

5年前の2016年リオデジャネイロオリンピックで五輪にゴルフが復活から、2度目の開催となる。「100年以上の時を経て今回で2度目ですよね。台湾代表として出場できたことは本当に光栄。とても幸せです」。大会初日は同郷の李旻とともにトップと3打差の2アンダー7位で滑り出した。

「後半13番からは心臓も頭もパンク気味で、本当に、本当に暑かった。忍耐強く、すべてのショットに気を払って打っていたけれど、ただゴルフをするという感じ。水もたくさん飲んでいた。でも、それすらも考えられないくらい」と蒸し暑さに苦しみつつ、男子に続くメダルを目指す。

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