2021年 東京五輪

稲見萌寧、松山英樹からのエールに感激「一番うれしかった」

2021/08/02 14:26
メダル獲得を目指す稲見萌寧

東京五輪 女子事前(2日)◇霞ヶ関CC東コース(埼玉県)◇女子6648yd(パー71)

前週、国内女子ツアー「楽天スーパーレディース」に出場した稲見萌寧は、現地入りした昨夜、男子競技を終えたばかりの松山英樹に出会ったという。

「すれ違うくらいしかお会いできなかったけど、『男子がメダルを獲れなかったので、女子で頑張ってほしい』っていうエールをくれたことが、一番うれしかったです」と、月曜日に行われた日本チームの公式記者会見で明らかにした。

稲見にとってオリンピックは「小さい頃からの夢」。コロナ禍で大会が1年延期されると、その間に国内ツアーで一気に6勝を挙げ、代表の座をつかみとった。そのときの「楽しみしかない」という気持ちは、日の丸がついたユニフォームに袖を通し、会場に足を踏み入れた今も変わらない。

松山英樹からエールを送られた稲見萌寧

「あまり気負っていても良い方にはつながらないと思うので、楽しんで、自分の持っているものを最大限に引き出して、それで上位にいけたら一番かなっていう気持ちがあります」と、稲見流で挑んでいく。

ネイルは五輪カラーと日本の国旗をイメージしたものにした。それでも、「パッとみて、オリンピックのためっていうより隠れネイル的な感じにしたかった。この週が終わっても、かわいいネイルでいられるような感じにしました」と、さりげなさがポイントだという。

ゴルフでは緊張したことがないという稲見。男子の星野陸也に続いて、初日の第1組、一番手に任命されたが、稲見にとってはいつもの一打と変わらない?(埼玉県川越市/今岡涼太)

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